今年の父の日は6月17日でした。十戒の「あなたの父と母を敬え」を思い起こします。
ところで、父の日の起源(一昨年も書きましたが)は母の日と同様にアメリカから起こったとされています。ワシントン州に住むドット婦人の提唱によるものとされています。彼女の父親は妻に先立たれ、男手一つで彼女を含め6人の子供を育てたといわれております。男の人が女の人の役割も担うことはどれ程、大変なことだったでしょう。父の日は1909年6月19日が最初で、徐々に拡がり、1972年にアメリカの正式な祝日になりました。日本には1980年代から一般的な行事となったようです。
では父親の役割とは何でしょうか。
一つの信仰雑誌には、母親は「つなぐ役割」、父親は「切る役割」と書かれていました。具体的には母親は「そのままでいいんだよ。」と許す役割です。父親は「こうしなければならない」とルールを示す役割です。ちょうど、律法と福音の役割に似ている
と思います。しかし、現実には思うよ
うにいかない事が多いでしょうが。
では、クリスチャンの親としてどの
ように子供と接していけば良いのでし
ょうか。
自分の子供を心から愛することは共通
していることでしょう。マタイ7:9-11
は次のように記されております。
「あなたがたも、自分の子がパンを下
さいと言うときに、だれが石を与える
でしょう。また、子が魚を下さいと言
うのに、だれが蛇を与えるでしょう。
してみると、あなたがたは、悪い者で
はあっても、自分の子どもには良い物
を与えることを知っているのです。と
すれば、なおのこと、天におられるあ
なたがたの父が、どうして、求める者
たちに良いものを下さらないことがあ
りましょう。」父なる神は私たちにと
って有益なものや必要なものを与えて
くださるお方です。何よりもクリスチ
ャンの親は子供のために祈る特権が与
えられております。そして、子供たち
がみことばに親しむことができるよう
に、まず親自身がその姿を時折、かい
ま見せることが大切ではないでしょうか。